【20期・NHK(記者職)内定者・TTさん・青学大】

あこがれの記者さんたちがペン森OBだった

 

就職活動を振り返ってください。

 一言でいうと、長かったです。昨年の6月のインターン選考から始まり、今年の8月中旬まで。本当に長かったし、精神的に不安定な毎日を送っていたなあと思います。2年前の留学中に記者を志すようになり、インターンでは新聞社2社で経験させてもらいました。インターンで感じたのは、とても面白い仕事だな、と思ったのと同時に自分が本当にしたかったことか、ということに疑問を持つようになってしまいました。記者という存在は、あくまで第三者でいつづけなければならないこと。直接的な支援を、困っている人に差し伸べられないことを実感したからです。そんなことからNPOでのボランティアを始めましたが、ここで報道の責務の大きさを再認識。困っている人や、大変な問題が存在して、それらに支援する存在があったとしても、誰も知らなければなかったことになってしまう。政治も世論も動かなければ問題の根本的解決にはつながらないと実感しました。

 一度は志すことを辞めかけた記者ですが、12月に改めて目指そう、と心に決めたとき、ペンの森に入塾しました。精神的に弱い私ですが、本気でぶつかってくれる先生、先輩、同期の友人のおかげで何度もあきらめそうになりながらも、夢であった記者になることができました。

 

入塾してよかったことはなんですか?

 恩師と呼べる先生、ずっと紙面で読んで「すごいなあ」と思っていた記者である先輩、そして同じ夢を志す熱い同期との出会いです。

 先生の作文評価は厳しめ。だからこそ、初めて高評価を頂けたときの喜びはひとしおでした。厳しい先生だったからこそ、採用面接前に先生からいただいた「お前は大丈夫だ」という言葉は、自信を与えてくれる、何よりも心強いお守りのようでした。

 そして、紙面を見て、「この人の書く記事、おもしろいな~」と思っていた、あこがれの記者さんたちがペン森OBだったこと。塾の外でもエントリーシートを添削や面接対策をしてくださるほど親身になって相談にのってくださいました。

 同期との出会いも欠かせません。政治や社会問題等、学校などの友達とは話さないことも真剣に議論し、自分の考えを深めることができました。深夜までみんなで残りエントリーシートを書いたり、時にはカラオケに行ったり、一生涯の友達ができたと思います。

 肝心の就職活動も、納得のいく結果を得ることができました。読書量も少なく、知識も文章量も乏しいことを自覚していたため、ペンの森に通塾していなければ内定を得ることはできなかったと思います。

ペンの森には本当に感謝です。

 

ペンの森と酒について、語ってください。

 先生、先輩、同期-これらの大切な方々に会い、深い仲になれたのもおいしいごはんとお酒のおかげ。やるときは真剣にやり、時には和気あいあいとした雰囲気でお酒を飲みかわしながら様々な話をしたことによって、仲が深まったと思います。ペンの森にお酒は不可欠です!

 

瀬下塾長を一言例えて、語ってください。

 暖かい、ペン森の誇る太陽のような存在だと思います。評価に対しては厳しめに、はっきりと意見を仰せられますが、一旦作文や面接の時間が終わると、明るく笑顔でふざけた話題もしてくれる恩師と言って思い浮かべるのは、学校の先生ではなく、瀬下先生。先生は、人生の中でも最も尊敬する人の一人です。若者に対して、こんなにも暖かく、熱意をもって指導してくれる先生は、ほかにいないと思います。

 


【20期・NHK(ディレクター職)内定者・SKさん・一橋大】

「面白さを客観視する」トレーニングの場として理想的な環境

 

就職活動を振り返ってください。

僕はマスコミを中心に就職活動をしていました。最初の採用試験だった2月の日テレから8月末のNHKの最終面接まで、半年を超える長丁場でした。人生の中で、これほど大量に自分という人間を発信する機会は二度とないでしょうし、二度としたくありません。

一方で、この半年間は僕の中で得難い経験でした。就活は「ヒトとして磨かれる」と言う人もいれば、「茶番」だとけなす人もいます。おそらくどちらも正しいですが、僕の場合は前者でした。

就活の一番の収穫は、「面白さを客観視する」トレーニングを積めたことです。言うまでもありませんが、マスコミは大勢の人間に情報を発信していく媒体です。そのため、伝える情報には必ず普遍的な価値がなければなりません。私はESの趣味の欄に大体「山登り」と書いたのですが、テレビでも新聞でも出版社でも、面接で必ず「山登りの何が面白いの?」と聞かれます。ほとんどの時間をこの質問に費やした面接もありました。自分が面白い、興味深いと思ったものが、なぜそういう風に感じられるかを客観的に理解できるよう言語化する能力がマスコミには求められます。

これが本当に難しくて、自分の物事に対する目線がいかに独りよがりかを痛感しました。なんとか最終的に内定を頂けるまで形にできたのは、ひとえにペン森のおかげです。

 

 

入塾してよかったことはなんですか?

 先述した「面白さを客観視する」トレーニングの場として、ペン森は理想的な環境でした。僕は飲みの場で積極的に自分が好きなものの話をします。同期や先輩方が熱心にその話を聞き、ばんばん質問を飛ばし、感想を言ってくれます。僕も他の同期の話を聞いて、同じようにします。そうしているうちに、自分の「面白い」をそのまま伝えきる工夫が少しずつわかってきます。もちろんまだまだ未熟ですが。

 最大の魅力はやはり作文の添削です。作文はある意味逃げ場のない媒体です。面接であれば相手の反応を見て話を修正したり論点をぼかすことができますが、作文は書いた内容が全てです。先生は飲みの場で僕の話を聞かれていて、僕の興味関心について理解されているはずですが、作文の添削では必ずまっさらな状態で読んでくださいます。その上で頂くアドバイスは、シンプルですが痛いほど的確です。

 

 

ペンの森と酒について、語ってください。

 こんな塾が現代社会に残っているということが入塾して一番の驚きです。おいしいご飯と上等のお酒を、かけがえのない同期と囲む日々は最高に楽しかったです。

 

瀬下塾長を一言例えて、語ってください。

 僕にとっては「神保町の生き菩薩」的な存在です。失礼ながら、後期高齢者とは思えないほどもの凄いエネルギーをお持ちで、日々圧倒される毎日でした。就活の辛い時期、ペン森にいき先生の快活な笑い声を聞くだけで力が湧いてきました。あんなご老人に僕もなりたいといつも思っています。


【20期・読売新聞内定者・IRさん・学芸大】

先生は「こうしなさい、ああしなさい」とこと細かく教えません。

私たちの一歩先を照らすようにヒントを与え、考えさせます。

 

就職活動を振り返ってください。

 もともとは教師を目指して入った大学。が、教育実習などで子どもと触れあう中で、「自分には導けるほどのものは何もないなあ」と痛感し、「多様な人たちと出会い、視野の広げられる仕事がしたい!」と考えるように。加えて書くことが好きだったこと、新聞や雑誌が自分にとって身近だったことから、広くマスコミ業界を中心に就職活動を始めました。

 そんな柔な動機だったので、案の定一年目は就職活動に失敗し留年。本気で取り組もうと決めた2年目から本格的にペン森に通うようになりました。瀬下先生や先輩方、同期のみんなからご指導いただいた末、マスコミ数社から内定をいただくことができました。暗く長いトンネルから抜け出した時の感覚を、今でも鮮明に覚えています。

 

入塾してよかったことはなんですか?

 2つあります。1つは常日頃、マスコミ業界の最前線で活躍される方の生の話が聞けるところです。正直、説明会だけでは上っ面のことしか分かりません。つらく苦しいこと、それを上回るやりがいなど、新聞記者の生々しい姿を、お話を通じて具体的にイメージすることができたのは有意義でした。ペン森に行けば社会人の方との接点が自ずと増えるので、礼儀作法いったコミュニケーション力も養われると思います。

 もう一つは、同じ目標に向かってひた走る仲間と出会えることです。私は、大学柄、就職活動をする友人が周りに少なかったため、ペン森の仲間は大きな支えとなりました。一緒に悩みながら作文を書いたり、酒片手に語り合ったり、本当に充実した楽しい日々でした。この出会いを一生大切にしたいと思います。

 

ペンの森と酒について、語ってください。

 ペンの森は神保町のオアシスです。冷蔵庫の扉を開ければいつもたくさんのビールが冷えており、たらふく焼肉を食らったのが印象に残っています。胃腸の弱い私はしばしば次の日胃もたれするほどでした(笑)。夕食時は、ぽろっと先生が個人的にアドバイスしてくださったり、時事問題について解説してくださったりするので、学びが多いです。そして何より、仲間同士でくだらないことを話す時が、就職活動の時は癒しになりました。

 

瀬下塾長を一言例えて、語ってください。

「一歩先を照らしてくれる懐中電灯?」

先生は「こうしなさい、ああしなさい」とこと細かく教えません。私たちの一歩先を照らすようにヒントを与え、考えさせます。そのおかげで、付け焼刃のテクニックではなく、社会人として未来を生き抜く力を、私はペンの森で育むことができたと思っています。

教育者として、後にも先にも瀬下先生の右に出る方はいないのではないでしょうか。本当に尊敬しています。

 

 


【20期・朝日新聞内定者・FKさん・中央大】

途中で投げ出さずに頑張れば、ペン森ではたくさんの人が助けてくれます。

 

就職活動を振り返ってください。

 私の就活を時系列順に振り返ると、就活を始めたのは、14年の夏に新聞社のインターンに参加したことがきっかけでした。その頃から漠然と記者になりたいと思っていたものの、1回のインターンで新聞社や記者の仕事が分かるはずもなく、さてどうしたものかと考えていました。

 そんな折に、知り合いの方から紹介してもらったのがペンの森です。入塾締切りギリギリの3月に入り、内定が出る8月までお世話になりました。いつ来ても先生やOBがいらっしゃって、気軽に世間話や相談に付き合っていただいたおかげで、紆余曲折をへながらも無事に内定をいただけました。

 

入塾してよかったことはなんですか?

 ペンの森には毎日のように先生やOBの方がいらっしゃって、酒を片手にお仕事の話やニュースを聞けたのが良かったです。会社説明会などでは、なかなか核心的なことまで聞き出せませんが、ペン森で本職の本音を聞けたおかげで、自分の志望動機やESが深まったような気がします。

 また、同じマスコミ業界を目指す同期がたくさんいたというのもありがたかったです。同じ年代なのに、みんなさまざまな経験をしていて、志望動機や作文の内容も千差万別でした。そんなみんなと模擬面接をしたり、辛い時に励ましてもらえる環境は、なかなか無いと思います。

 

ペンの森と酒について、語ってください。

 ここまで高尚なことを書いてきましたが、正直に言うとお酒を飲みたいがためにペンの森に来た回数の方が多かったです(笑)「作文添削後に酒を飲むから、できるだけ早い時間帯に来てね」と入塾当初に言われて衝撃的でした。ただ、そのくらい気軽に来られる場所だと思います。疲れた時にふらーっと来て、お酒を飲んで、近所の銭湯で湯船につかる。そんな息抜きをしてました。

 

瀬下塾長を一言例えて、語ってください。

大木です。普段はとても穏やかで、酒を飲みながら女の話をしていますが、いざマスコミやニュースの話をすると、木から落ちる果実のようにたくさんのことを教えてくれます。

 

就活生へメッセージ

 筆記対策に作文にと、マスコミ業界となると、やることの多い就活になるかと思います。ただ、途中で投げ出さずに頑張れば、ペン森ではたくさんの人が助けてくれます。また、同じようにてんやわんやになりながらも、同じ業界を目指す仲間にも出会えます。ぜひ一度見学に来てみてください。一緒にお酒飲みましょう。