仲井真知事は沖縄を3000億円で売った!?

 東京都知事選は細川・小泉連合の参戦で俄然おもしろくなってきたが、ここではその前の今月19日投開票の沖縄名護市長選に注目したい。きょう14日付の朝日の情勢調査によると、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対の稲嶺進が末松文信より有利に展開しているそうだ。これは予想通りである。仲井真知事は12月27日国に対して態度を軟化させ、辺野古沿岸部の埋め立てを承認して、沖縄県民の反発をかっていた。

 

 国は仲井真に毎年3000億円以上の沖縄振興予算を確約したが、仲井真知事は3000億円で沖縄を売った、と感じる沖縄県民もいるらしい。仲井真は2010年の知事選で県外移設を公約に掲げて当選した。とんでもない裏切りである。戦後69年にわたって基地負担をしてきた沖縄県民は当然、納得しない。沖縄は辺野古移設と振興策をセットで考える国を警戒してきた。二つは別物というのがこれまでの言い分だったのだ。

 

 普天間の県外移設は民主党の鳩山由紀夫が総理のとき叫んだ。鳩山とつぎの管直人は史上最低の総理大臣だったが、鳩山に功績があったとすれば、県外移設という手があることを国内に知らしめたことだ。これによって沖縄県民も国民も県外移設の妙手に一時、うなったのである。同時に日本がアメリカにまだ占領されていることも意識せざるをえなかったわけである。完全な占領ではないが、半分占領された独立国家が日本なのだ。

 

 保守系の仲井真は自民党や安倍政権を頼りにしているが、県外移設を政権側が考慮しているという話はいっこうにきこえてこない。仲井真はなんの約束事もなしに勝手に知事に当選しそうな県外移設を唱えていた。これでは目算ゼロの鳩山とそっくり同じである。民主党はいまや気息延々たるものだが、沖縄縄を売った仲井真も辞職ものであろう。埋め立て承認時、仲居真が安倍へのおべんちゃらに気色悪さを覚えたひとも多かったはずだ。

 

 名護市長選は辺野古移設反対の稲嶺と移設推進新人との一騎打ちだ。辺野古移設の是非をめぐる戦いだが、現職の稲嶺が勝つだろう。そうすればアメリカから公式に失望された安倍政権は、強引な手段で辺野古移設を進めてアメリカのご機嫌をとろうとするだろう。これでますます沖縄県民の民意は離れて、沖縄独立の機運が生じてくるかもしれない。ぼくは沖縄には2回しか行ったことはないが、日本語が通じる独立国の誕生に賛成だ。

 

 ナポレオンの使いが中国からの帰りに当時の琉球と言った沖縄に立ち寄ったそうだ。帰国してナポレオンに報告した。「戦争をまったくしたことのない独立国が太平洋にありました」と。「そんな国があるわきゃない」とナポレオンは信用しなかったという。日本は核爆弾5000発がつくれる量のプルトニウムを国内外に保有し、周辺国から懸念されているが、安倍政権で風向きが怪しくなった日本の隣に真の平和国家ができればすばらしい。

 

 順風満帆に見えた安倍政権だが、名護市長選で辺野古移設推進が敗れ、東京都知事選で原発ゼロの細川が小泉の支援をえて勝てば、安倍の内憂外患がはじまる。名護は稲嶺が、東京は細川が勝つとぼくは期待を込めてみている。困った安倍は沖縄独立に手を貸し、原発再稼働と輸出をあきらめるだろうか。そうしてもらいたいものだ。

瀬下恵介(ペンの森主催)

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